今更ですが、以前組んでいた新オリヴィアを。
《マルチェッサ女王/Queen Marchesa》とか組み始めた関係で今は崩れています。
また、あまり調整していないのでノイズが多いです。
当時の考えでもつらつらと書いておくので、組む方の参考になれば。
【マナ加速】
0《魔力の墓所/Mana Crypt》
0《Jeweled Amulet》
0《水蓮の花びら/Lotus Petal》
0《オパールのモックス/Mox Opal》
0《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
1《魔力の櫃/Mana Vault》
1《通電式キー/Voltaic Key》
1《太陽の指輪/Sol Ring》
2《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
2《厳かなモノリス/Grim Monolith》
2《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
2《炭色のダイアモンド/Charcoal Diamond》
2《思考の器/Thought Vessel》
2《友なる石/Fellwar Stone》
2《精神石/Mind Stone》
2《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
2《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
3《連合の秘宝/Coalition Relic》
3《金属細工師/Metalworker》
3《摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone》
3《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
3《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》
4《スランの発電機/Thran Dynamo》
4《面晶体の記録庫/Hedron Archive》
4《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
5《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
【フィニッシュ】
3《彫り込み鋼/Sculpting Steel》
3《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
4《前兆の時計/Clock of Omens》
5《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》
6《ニンの杖/Staff of Nin》
7《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》
12《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》
【ガラクタ】
0《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
2《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring》
2《胆液の水源/Ichor Wellspring》
2《錬金術師の薬瓶/Alchemist’s Vial》
2《サーボの網/Tsabo’s Web》
6《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
【ドロー】
1《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
2《記憶の仮面/Mask of Memory》
2《夜の囁き/Night’s Whisper》
3《Wheel of Fortune》
3《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
5《記憶の壺/Memory Jar》
7《砂岩の予言者/Sandstone Oracle》
【サーチ】
1《ギャンブル/Gamble》
1《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
1《伝国の玉璽/Imperial Seal》
2《引き裂かれた記憶/Shred Memory》
2《Demonic Tutor》
5《脳崩し/Brainspoil》
【妨害】
1《感電破/Galvanic Blast》
1《赤霊破/Red Elemental Blast》
2《ラクドスの魔除け/Rakdos Charm》
3《鉄びし/Caltrops》
3《混沌のねじれ/Chaos Warp》
3《四肢切断/Dismember》
3《モグの分捕り/Mogg Salvage》
4《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
6《業火のタイタン/Inferno Titan》
8《苦痛の命令/Decree of Pain》
【潤滑油】
1《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
1《再活性/Reanimate》
3《財宝発掘/Trash for Treasure》
3《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》
4《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》
5《憎悪/Hatred》
【土地】
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《山/Mountain》
《山/Mountain》
《山/Mountain》
《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
《沼/Swamp》
《沼/Swamp》
《大焼炉/Great Furnace》
《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep》
《統率の塔/Command Tower》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《真鍮の都/City of Brass》
《汚れた峰/Tainted Peak》
《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》
《血の墓所/Blood Crypt》
《Badlands》
《偶像の石塚/Graven Cairns》
《燻る湿地/Smoldering Marsh》
《硫黄泉/Sulfurous Springs》
《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
《裏切り者の都/City of Traitors》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
■ジェネラル解説
《戦争に向かう者、オリヴィア/Olivia, Mobilized for War》をジェネラルにするのであれば、当然その特徴を活かすべき。ということでまずはジェネラルの分析から。
・3マナ 3/3 飛行
非常に優秀。
3マナ3/3飛行は《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》、《浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician》、《ネファリアの災い、ジェリーヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》などの殴りジェネラルを牽制できる。
また、軽い飛行持ちであるため《記憶の仮面/Mask of Memory》などの装備先として優秀。3/3というサイズは《紅蓮地獄/Pyroclasm》に巻き込まれないのも良い。
・吸血鬼/騎士
いずれもロードが存在する種族だが、エルフやゴブリンと違ってEDH向けのものはほぼ無いためここにスポットは当てづらい。SOIやEMNはともかく、吸血鬼がマッドネス特化というわけでもない。
・他のクリーチャーが戦場に出たとき、手札1枚で+1/+1カウンターと速攻+吸血鬼化
メインとなる能力。
手札を失うが、マナなしに後続に速攻を付けられるのは優秀。+1/+1カウンターを使って強化するため、例えば《トリスケリオン/Triskelion》のようなカウンターを使うクリーチャーとシナジーする。地味に吸血鬼化するけど相手の《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren》に奪われるようになるデメリットの方が大きいかもしれない。
■デッキ構築方針
今回はジェネラルをメインで活かす形にします。
とすると速攻付与ジェネラルとして使うわけですが、赤絡みには速攻付与ジェネラルが結構な数居ます。
《ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witch》
《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》
《龍王コラガン/Dragonlord Kolaghan》
《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》
など
これらと比べたオリヴィアの利点は、やはり3マナという軽さでしょう。他の速攻付与ジェネラルは重い(またはイクサヴァのようにお膳立てが要る)ため、なかなか後続に速攻を付けるという仕事をし辛いです(《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》は毛色が違うため別)。
3マナのオリヴィアから繋がる「4~5マナ辺りで速攻を付けて嬉しいクリーチャー」を軸とした構築とすることが望ましそうです。
居ました。
というわけでカルドーサコンボを軸としたデッキにします。
詳細は割愛しますが、《前兆の時計/Clock of Omens》→《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》と持ってきて《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》に繋げて《通電式キー/Voltaic Key》《ニンの杖/Staff of Nin》でフィニッシュするコンボです。アーティファクト6個+カルドーサで始動。時計を使うためアンタップ状態のアーティファクトを確保しておく必要があります。
■デッキの動き
1.マナ加速しつつアーティファクトをばらまく
2.オリヴィアプレイ
3.カルドーサをサーチしてプレイ、速攻付与してばら撒いたアーティファクトをサクってスタート
4.上手く決まらない場合は《記憶の壺/Memory Jar》でアドを稼ぎつつ展開し、《再活性/Reanimate》や《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》から再チャレンジ
■個別解説
・《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》
面倒くさいときに走らせる用。オリヴィアの効果で地味に一回り大きくなって速攻で殴れるぞ!
・《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
便利なパーツ。
1.X=1でプレイ
2.着地時にオリヴィア効果で追加+1/+1カウンター配置
3.速攻を持ったので(1),(T)効果で追加+1/+1カウンター配置
これで3マナでカウンター3つ置かれた歩行機械が手に入ります。カウンター3つということは死ぬとアンタップ状態のアーティファクト3つに分裂するわけで……カルドーサの餌として優秀です。始動のアーティファクト枚数にごまかしが効きます。
・《胆液の水源/Ichor Wellspring》《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring》など
謎のキャントリップガラクタ達ですが、重要な役割を持っています。
カルドーサの餌をばら撒きつつ繋げる必要があるため、普通のアーティファクトを置いているだけではすぐ手札が枯渇します(更に速攻付与のためにも必要)。手札消費なしに盤面のアーティファクトを増やせるこれらは動きを良くするためには必要です。
・《砂岩の予言者/Sandstone Oracle》
手札消費が激しいため、出すと周囲が手札を投げ捨てて無い限り5ドローぐらいは期待できます。アーティファクト・クリーチャーは赤黒だと再利用しやすいので、無色かつ再利用しやすいドローとして採用しています。《記憶の壺/Memory Jar》の超弱い版みたいなもの。7マナと重いですが無色7マナはマナファクトから割とスムーズに出たりします。
・《脳崩し/Brainspoil》
→《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》《記憶の壺/Memory Jar》
デッキの動きがカルドーサに行けそうならばカルドーサ、そうでなければドローで掘り進めて盤面展開となっているため、その両プランをカバーするサーチとして。一応5マナの除去です(撃つとは言っていない)。
・《鉄びし/Caltrops》
《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》とかにはそこそこ効く。妨害性のあるアーティファクトカウントとして。
・《業火のタイタン/Inferno Titan》
こいつが速攻で走ったら強いでしょ(小並)
・《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
アーティファクトの再利用は結構得意な赤。《財宝発掘/Trash for Treasure》、《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》とかも。こいつはジェネラルが居るとハンドから釣りたいアーティファクトを落としつつ速攻を付けて即座に釣れるナイスゴブリンです。
・《憎悪/Hatred》
赤黒は基本エンチャントはどうしようもないのですが、特にこのデッキは《盲従/Blind Obedience》《石のような静寂/Stony Silence》が無理すぎます。よって仕方ないのでプレイヤーに退場頂きましょう。ジェネラルが軽い飛行持ちなので相性が良い。
■弱点など
速度はそこそこありますが、手札を使い切ってカルドーサガチャガチャし始めるので妨害に激烈に弱いです。色的にカウンターや沈黙系を打てるわけでもないです。邪魔されたらこそこそと装備品などでドローして頑張りましょう。一発芸向け。
また、カルドーサコンボは《無のロッド/Null Rod》《倦怠の宝珠/Torpor Orb》《呪われたトーテム像/Cursed Totem》全部刺さるので辛いです。茶除去はもう少し取ってもよいと思います。エンチャント版は無理なので憎悪をぶつけましょう。
■その他
《Mishra’s Workshop》が入っていないのは私が持っていないからなので持っていれば秒で入れましょう。愚直に速度を出そうとするこのデッキなら入れない理由はないです。
《Grim Tutor》などのサーチ系増量はありです。何故か入っている《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》辺りを抜いて入れるのが良いでしょう。
《マルチェッサ女王/Queen Marchesa》とか組み始めた関係で今は崩れています。
また、あまり調整していないのでノイズが多いです。
当時の考えでもつらつらと書いておくので、組む方の参考になれば。
【マナ加速】
0《魔力の墓所/Mana Crypt》
0《Jeweled Amulet》
0《水蓮の花びら/Lotus Petal》
0《オパールのモックス/Mox Opal》
0《永遠溢れの杯/Everflowing Chalice》
1《魔力の櫃/Mana Vault》
1《通電式キー/Voltaic Key》
1《太陽の指輪/Sol Ring》
2《虹色のレンズ/Prismatic Lens》
2《厳かなモノリス/Grim Monolith》
2《冷鉄の心臓/Coldsteel Heart》
2《炭色のダイアモンド/Charcoal Diamond》
2《思考の器/Thought Vessel》
2《友なる石/Fellwar Stone》
2《精神石/Mind Stone》
2《ラクドスの印鑑/Rakdos Signet》
2《耽溺のタリスマン/Talisman of Indulgence》
3《連合の秘宝/Coalition Relic》
3《金属細工師/Metalworker》
3《摩滅したパワーストーン/Worn Powerstone》
3《彩色の灯籠/Chromatic Lantern》
3《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》
4《スランの発電機/Thran Dynamo》
4《面晶体の記録庫/Hedron Archive》
4《背信のオーガ/Treasonous Ogre》
5《金粉の水蓮/Gilded Lotus》
【フィニッシュ】
3《彫り込み鋼/Sculpting Steel》
3《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》
4《前兆の時計/Clock of Omens》
5《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》
6《ニンの杖/Staff of Nin》
7《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》
12《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》
【ガラクタ】
0《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
2《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring》
2《胆液の水源/Ichor Wellspring》
2《錬金術師の薬瓶/Alchemist’s Vial》
2《サーボの網/Tsabo’s Web》
6《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》
【ドロー】
1《師範の占い独楽/Sensei’s Divining Top》
2《記憶の仮面/Mask of Memory》
2《夜の囁き/Night’s Whisper》
3《Wheel of Fortune》
3《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》
5《記憶の壺/Memory Jar》
7《砂岩の予言者/Sandstone Oracle》
【サーチ】
1《ギャンブル/Gamble》
1《吸血の教示者/Vampiric Tutor》
1《伝国の玉璽/Imperial Seal》
2《引き裂かれた記憶/Shred Memory》
2《Demonic Tutor》
5《脳崩し/Brainspoil》
【妨害】
1《感電破/Galvanic Blast》
1《赤霊破/Red Elemental Blast》
2《ラクドスの魔除け/Rakdos Charm》
3《鉄びし/Caltrops》
3《混沌のねじれ/Chaos Warp》
3《四肢切断/Dismember》
3《モグの分捕り/Mogg Salvage》
4《焦熱の合流点/Fiery Confluence》
6《業火のタイタン/Inferno Titan》
8《苦痛の命令/Decree of Pain》
【潤滑油】
1《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
1《再活性/Reanimate》
3《財宝発掘/Trash for Treasure》
3《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will》
4《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》
5《憎悪/Hatred》
【土地】
《沸騰する小湖/Scalding Tarn》
《新緑の地下墓地/Verdant Catacombs》
《血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire》
《乾燥台地/Arid Mesa》
《樹木茂る山麓/Wooded Foothills》
《山/Mountain》
《山/Mountain》
《山/Mountain》
《冠雪の山/Snow-Covered Mountain》
《沼/Swamp》
《沼/Swamp》
《大焼炉/Great Furnace》
《囁きの大霊堂/Vault of Whispers》
《ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth》
《血に染まりし城砦、真火/Shinka, the Bloodsoaked Keep》
《統率の塔/Command Tower》
《マナの合流点/Mana Confluence》
《真鍮の都/City of Brass》
《汚れた峰/Tainted Peak》
《竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit》
《黒割れの崖/Blackcleave Cliffs》
《血の墓所/Blood Crypt》
《Badlands》
《偶像の石塚/Graven Cairns》
《燻る湿地/Smoldering Marsh》
《硫黄泉/Sulfurous Springs》
《シャドーブラッドの尾根/Shadowblood Ridge》
《宝石の洞窟/Gemstone Caverns》
《ダークスティールの城塞/Darksteel Citadel》
《裏切り者の都/City of Traitors》
《古えの墳墓/Ancient Tomb》
■ジェネラル解説
《戦争に向かう者、オリヴィア/Olivia, Mobilized for War》をジェネラルにするのであれば、当然その特徴を活かすべき。ということでまずはジェネラルの分析から。
・3マナ 3/3 飛行
非常に優秀。
3マナ3/3飛行は《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》、《浄火の戦術家、デリーヴィー/Derevi, Empyrial Tactician》、《ネファリアの災い、ジェリーヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》などの殴りジェネラルを牽制できる。
また、軽い飛行持ちであるため《記憶の仮面/Mask of Memory》などの装備先として優秀。3/3というサイズは《紅蓮地獄/Pyroclasm》に巻き込まれないのも良い。
・吸血鬼/騎士
いずれもロードが存在する種族だが、エルフやゴブリンと違ってEDH向けのものはほぼ無いためここにスポットは当てづらい。SOIやEMNはともかく、吸血鬼がマッドネス特化というわけでもない。
・他のクリーチャーが戦場に出たとき、手札1枚で+1/+1カウンターと速攻+吸血鬼化
メインとなる能力。
手札を失うが、マナなしに後続に速攻を付けられるのは優秀。+1/+1カウンターを使って強化するため、例えば《トリスケリオン/Triskelion》のようなカウンターを使うクリーチャーとシナジーする。地味に吸血鬼化するけど相手の《オリヴィア・ヴォルダーレン/Olivia Voldaren》に奪われるようになるデメリットの方が大きいかもしれない。
■デッキ構築方針
今回はジェネラルをメインで活かす形にします。
とすると速攻付与ジェネラルとして使うわけですが、赤絡みには速攻付与ジェネラルが結構な数居ます。
《ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witch》
《隠れしウラブラスク/Urabrask the Hidden》
《龍王コラガン/Dragonlord Kolaghan》
《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》
など
これらと比べたオリヴィアの利点は、やはり3マナという軽さでしょう。他の速攻付与ジェネラルは重い(またはイクサヴァのようにお膳立てが要る)ため、なかなか後続に速攻を付けるという仕事をし辛いです(《大渦の放浪者/Maelstrom Wanderer》は毛色が違うため別)。
3マナのオリヴィアから繋がる「4~5マナ辺りで速攻を付けて嬉しいクリーチャー」を軸とした構築とすることが望ましそうです。
Kuldotha Forgemaster / カルドーサの鍛冶場主 (5)
アーティファクト クリーチャー — 構築物(Construct)
(T),アーティファクトを3つ生け贄に捧げる:あなたのライブラリーからアーティファクト・カードを1枚探し、それを戦場に出す。その後、あなたのライブラリーを切り直す。
3/5
居ました。
というわけでカルドーサコンボを軸としたデッキにします。
詳細は割愛しますが、《前兆の時計/Clock of Omens》→《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》と持ってきて《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth》《玄武岩のモノリス/Basalt Monolith》に繋げて《通電式キー/Voltaic Key》《ニンの杖/Staff of Nin》でフィニッシュするコンボです。アーティファクト6個+カルドーサで始動。時計を使うためアンタップ状態のアーティファクトを確保しておく必要があります。
■デッキの動き
1.マナ加速しつつアーティファクトをばらまく
2.オリヴィアプレイ
3.カルドーサをサーチしてプレイ、速攻付与してばら撒いたアーティファクトをサクってスタート
4.上手く決まらない場合は《記憶の壺/Memory Jar》でアドを稼ぎつつ展開し、《再活性/Reanimate》や《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》から再チャレンジ
■個別解説
・《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》
面倒くさいときに走らせる用。オリヴィアの効果で地味に一回り大きくなって速攻で殴れるぞ!
・《搭載歩行機械/Hangarback Walker》
便利なパーツ。
1.X=1でプレイ
2.着地時にオリヴィア効果で追加+1/+1カウンター配置
3.速攻を持ったので(1),(T)効果で追加+1/+1カウンター配置
これで3マナでカウンター3つ置かれた歩行機械が手に入ります。カウンター3つということは死ぬとアンタップ状態のアーティファクト3つに分裂するわけで……カルドーサの餌として優秀です。始動のアーティファクト枚数にごまかしが効きます。
・《胆液の水源/Ichor Wellspring》《マイコシンスの水源/Mycosynth Wellspring》など
謎のキャントリップガラクタ達ですが、重要な役割を持っています。
カルドーサの餌をばら撒きつつ繋げる必要があるため、普通のアーティファクトを置いているだけではすぐ手札が枯渇します(更に速攻付与のためにも必要)。手札消費なしに盤面のアーティファクトを増やせるこれらは動きを良くするためには必要です。
・《砂岩の予言者/Sandstone Oracle》
手札消費が激しいため、出すと周囲が手札を投げ捨てて無い限り5ドローぐらいは期待できます。アーティファクト・クリーチャーは赤黒だと再利用しやすいので、無色かつ再利用しやすいドローとして採用しています。《記憶の壺/Memory Jar》の超弱い版みたいなもの。7マナと重いですが無色7マナはマナファクトから割とスムーズに出たりします。
・《脳崩し/Brainspoil》
→《カルドーサの鍛冶場主/Kuldotha Forgemaster》《記憶の壺/Memory Jar》
デッキの動きがカルドーサに行けそうならばカルドーサ、そうでなければドローで掘り進めて盤面展開となっているため、その両プランをカバーするサーチとして。一応5マナの除去です(撃つとは言っていない)。
・《鉄びし/Caltrops》
《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》とかにはそこそこ効く。妨害性のあるアーティファクトカウントとして。
・《業火のタイタン/Inferno Titan》
こいつが速攻で走ったら強いでしょ(小並)
・《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder》
アーティファクトの再利用は結構得意な赤。《財宝発掘/Trash for Treasure》、《屑鉄の学者、ダレッティ/Daretti, Scrap Savant》とかも。こいつはジェネラルが居るとハンドから釣りたいアーティファクトを落としつつ速攻を付けて即座に釣れるナイスゴブリンです。
・《憎悪/Hatred》
赤黒は基本エンチャントはどうしようもないのですが、特にこのデッキは《盲従/Blind Obedience》《石のような静寂/Stony Silence》が無理すぎます。よって仕方ないのでプレイヤーに退場頂きましょう。ジェネラルが軽い飛行持ちなので相性が良い。
■弱点など
速度はそこそこありますが、手札を使い切ってカルドーサガチャガチャし始めるので妨害に激烈に弱いです。色的にカウンターや沈黙系を打てるわけでもないです。邪魔されたらこそこそと装備品などでドローして頑張りましょう。一発芸向け。
また、カルドーサコンボは《無のロッド/Null Rod》《倦怠の宝珠/Torpor Orb》《呪われたトーテム像/Cursed Totem》全部刺さるので辛いです。茶除去はもう少し取ってもよいと思います。エンチャント版は無理なので憎悪をぶつけましょう。
■その他
《Mishra’s Workshop》が入っていないのは私が持っていないからなので持っていれば秒で入れましょう。愚直に速度を出そうとするこのデッキなら入れない理由はないです。
《Grim Tutor》などのサーチ系増量はありです。何故か入っている《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》辺りを抜いて入れるのが良いでしょう。
コメント
凄く面白そうなので真似して組んでみたいです!
コメントありがとうございます。
一旦崩れた後にリストを上げるという()
最初はキキジキコンボやらゴブリン中心で考えていましたが、ジェネラルをキャストしたいタイミングがまったく無かったため考え直して赤黒茶デッキになりました。
カルドーサコンボ自体は妨害に滅茶苦茶弱いですが、素引きした分だけサーチ回数を減らせたり、アーティファクトクリーチャーなので再チャレンジ容易だったりで結構行けます。ただ一発芸がばれてからは速攻で走る《荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus》《マイアの戦闘球/Myr Battlesphere》《業火のタイタン/Inferno Titan》の方が強かった気も。デカブツを追加ででかくして殴れるのもジェネラルの強み(言ってみるだけ)。
真面目に調整されるのであれば、サーチが少ないのでクリーチャーに寄せて《悪魔の意図/Diabolic Intent》や高いサーチ達を追加したり、身内メタの産物である《ワームとぐろエンジン/Wurmcoil Engine》を入れ替えたりするのがお勧めです。《予言のプリズム/Prophetic Prism》などのガラクタを増やすのも良いかもしれません。