ドローカードのお話。

軽いカードはあまり引けず、重いカードはたくさん引ける。
マナコストのあるMTGでは基本的なことで、クリーチャーのマナレシオとか除去の性能とかその他諸々の事にも言える話です。EDHにおいて除去は軽いものが好まれますが、ドローはどうでしょう?

★軽いドローの利点
・序盤に撃てる
・引いた後即座に行動できる
・構える為のマナを残せる

★重いドローの利点
・EDHの要である手札を一気に補充できる
・次ターン以降の選択肢が大幅に増える
・癖が強くなく扱いやすい


軽いドローはまず序盤に撃てるのが大きな利点です。毎ターン土地を置きつつ展開を模索する序盤に手札を増強出来るのは強いです。一方の重いドローは一気に展開した後撃つことで非常に効率が良い手札補給が出来ます。手札を犠牲にしてマナを伸ばして大量ドロー、という動きは場と手札を同時に強くすることになります。この辺は所謂コツコツ型とブッパ型の違いみたいなものですが、周囲の環境の速さ、自分のデッキの速度とリカバリー能力などによって考える点だと思っています。

軽いドローが持つ最大の利点は、「消費マナを抑えることでドローと同時に別の行動を起こせる」という点に尽きると思います。EDHにおいては、展開しながら手札を補充したかったり構えつつもドローして選択肢を増やしたかったりするケースは多々あります。こうした場合、マナを使い切ってしまう(=タップアウトする)重めのドローは選択肢を狭めてしまい、撃ちにくく感じてしまいます。また、大量ドローしてもマナに限りがある以上、全てを消費するのにターンが必要になってきます。それならば、細かに分けてドローして即座に消費する、を繰り返した方が良いわけです。(この点で一番優秀なのは《ファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arena》などの継続ドローソースですね。マナ不要で手札を増やしてくれるので。)
重いドローはタップアウトしてしまい他の行動から繋げる(or他の行動に繋げる)のには適さず、除去やカウンターを構えて備えるのにも向きませんが、逆に次ターン以降の選択肢は大きく広がります。加えてピッチスペル多めの構成ならば「タップアウトして構える」という相反する状態の両立が可能になるので、この辺りで弱点を緩和出来ますね。

最後に、一概に軽いドローと言っても引ける枚数やタイミングには差があります。癖の少ない《予言/Divination》のようなものがある一方、《冥府の契約/Infernal Contract》のようなハイリスクハイリターンのものまで様々。当然ですが、”軽くてたくさん引ける”はマジックの基本から外れているのでそれ相応のデメリットが付いてきます。色にもよりますが重いドローは重い分リスクを負わずに済むので(例. 《冥府の契約/Infernal Contract》と《連絡/Tidings》)、ここも自分のデッキと相談する点だと思います。


ドローの、『引ける枚数:マナコスト:デメリット』がトレードオフなのでその辺の判断基準をどうするかという話とか、そこから7ドローの話を引っ張ってくるとか考えていたのですが、力尽きたのでこんな感じで勘弁してください(えっ
ドローはEDHでかなり重要な部分なので、是非本格的に(自分用メモも兼ねて)纏めたいですね~

自分は理系なので、比率なんかの話になるとすぐ評価関数とかに帰着させようとするから困る。それはそれで面白い、あるいは便利なのかもしれませんが。

コメント

かっこかり
2014年3月20日0:22

>ドローの、『引ける枚数:マナコスト:デメリット』がトレードオフなのでその辺の判断基準をどうするかという話とか、そこから7ドローの話を引っ張ってくるとか考えていたのですが、力尽きた

面白い話が始まったなぁと思ったら終わってたwww
気が向いたらでいいので続きを期待しています。
重い・軽いの基準とか、置物ドロー・手札の増えないドロー・他人の手札も増えるドローの違いなんか絡めると面白い考察になりそうですよね。

重海老@heavyLobster
2014年3月20日2:17

青ならせめて瞑想と比べてあげてくださいw





赤にそろそろ野生の勘上位種がでるはずや…

地割れ
2014年3月21日1:08

>>かっこかりさん

ちょっと忙しいので(しろめ)
書く気はあるのですが、私も知らない・使ったことのないドローもあるので調べつつ書こうとするとなかなか……後日きちんとまとめたいところです。手札を増やせるドローはEDHだと重要なので、しっかり考察したいですねー


>>重海老さん

「同じ4ドローでもデメリットが付くと2マナも軽くなるよ!」が言いたかったので《連絡/Tidings》に登場頂きましたw
《瞑想/Meditate》って色違うけど《冥府の契約/Infernal Contract》よりデメリットキツイじゃないですかー(《冥府の契約/Infernal Contract》→返しでターンが来ることもある 《瞑想/Meditate》→ターン終了宣言したら多分ゲームから離脱)

>《野生の勘/Wild Guess》上位種
捨てる枚数引く枚数増えるだけじゃなく、気が付いたら「無作為に捨てる」にテキストが変わってそう()
そうそう、同じマナコストで毎ターンルーティング出来る強いカードがあるらしいですよ(ティボ

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