巡回先で見て気になったことを自分のところで引用して発信出来るのはDiaryNoteの強みだと思う。
でも最近調子悪くないですかね?以前からメンテ多かったですが。

かっこかりさんの記事(http://kakkokari.diarynote.jp/201402251122155706/)を拝見して、
殺シグで採用している除去と、採用候補に挙がっている除去についてのお話です。
何気にシグについての記事は久しぶりなんですね……ちまちまと変化しています。
現在採用している除去は以下の通り。
・《急速混成/Rapid Hybridization》
・《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
・《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
・《ディミーアの魔除け/Dimir Charm》
・《四肢切断/Dismember》
・《壊滅的大潮/Devastation Tide》
これに《火と氷の剣/Sword of Fire and Ice》、《精神を刻む者、ジェイス/Jace, the Mind Sculptor》が除去補佐として加わる感じ。

殺シグに興味がある人向けに、紹介も兼ねて個別解説を。

・《急速混成/Rapid Hybridization》
強かったり弱かったりでなんとも難しいカード。
1マナで広範囲の除去なので強いには強いのですが、3/3トークンを与えてしまうという点がネック。殺シグにおいて、パワータフネス3のブロッカーは地味に厄介です。回避能力持ちは問題ないですが、《骨断ちの矛槍/Bonesplitter》装備のシグやボブ、《苦痛の予見者/Pain Seer》では相討ちを取られてしまいます。
とはいえ、トークンのコントローラー以外を殴るという回避策があるので問題となるシーンはあまりないです。それでも時折ブロッカー生成が邪魔だと感じる場面もあります。撃ったら殴る先を変える必要がある場合があることは考慮するべきです。
おまけで殺シグにおける副次的な使い方。相手の除去に対応して自分のクリーチャーに使うことも想定しましょう。パワー3のトークンが得られるので、シグが隣に居れば空いているところを殴ってドローエンジン化させられます。3点以上のクロックを確保出来ずにもたつく場合に有効です。また、エドリックが殴ってきた時などには相手に撃つよりこっちに撃って迎撃した方がいいケースも多いです。

・《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》
装備品等混みでタップアウトしがちなシグにとって、1マナで撃てる汎用バウンスは貴重です。単純なクリーチャー除去としてではなく、コンボに刺したり邪魔な置物を弾いたりするために使うカードです。稀に自分の《Mana Crypt》や《ネクロポーテンス/Necropotence》に撃つ場合もあります。《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》だと自分のパーマネントを回収出来ないので。

・《サイクロンの裂け目/Cyclonic Rift》
基本は超過して使います。置物とブロッカーを同時に弾けるのでタイムワープムーブに入る際に使うことがほとんどです。前述の通り自分のパーマネントに撃てないという地味な弱点が響く場合がたまーにあります。

・《ディミーアの魔除け/Dimir Charm》
不器用で器用な除去。モード一つ一つは不器用なんですが、組み合わさることで中々の受けの広さを獲得しています。
★モード1:ソーサリー打ち消し
《被覆/Envelop》と同じ。《被覆/Envelop》が腐る場面があったのに対し、こっちはモードを持つことによって汎用性を確保。代わりに2色2マナと重くなった。EDHにおけるソーサリーは大抵ゲームエンド級のものばかり(《再活性/Reanimate》、《歯と爪/Tooth and Nail》、《ハルマゲドン/Armageddon》etc……)なので、汎用性を持ちつつ構えられるカードは優秀。特に後半不意に飛んできた際に握れていると強いです。2マナであることとデッキの動きから序盤にソーサリーカウンターとして構えることはまずないですね。
★モード2:パワー2以下のクリーチャー破壊
《虫つぶし/Swat》と同じ。ジェネラルにも《結界師ズアー/Zur the Enchanter》《トレストの密偵長、エドリック/Edric, Spymaster of Trest》《ネファリアの災い、ジェリーヴァ/Jeleva, Nephalia’s Scourge》《奪い取り屋、サーダ・アデール/Thada Adel, Acquisitor》等々引っかかる危険クリーチャーが多数居るので腐らないです。コンボにも《鏡割りのキキジキ/Kiki-Jiki, Mirror Breaker》辺りには刺すことが出来ます。一見範囲が狭そうですが、除去したい奴は大抵除去出来るので不自由しません。このカードを除去枠としてカウントしている所以でもあります。主に序盤のクリーチャー除去を担いつつブッパソーサリーに対処出来るのは偉いと思います。難点は2マナと(除去としては)重いことですが、受けの広さで十分カバー出来ていると思います。
★モード3:3枚のライブラリー操作
一番地味なモードでほとんど使わないです……アド損ですし。しかし、実はチューターにぶっ刺さるのでチューター限定のインスタントカウンターとして機能します。コンボ決めてきそうなチューター時に握っていたら撃つことも考慮しましょう。特に他のどのモードも効かないむかつきには唯一機能するモードです。

総じて私の中では2マナで有る事を考慮しても高評価な除去です。地味なポイントですが、2色であるがゆえに《金属モックス/Chrome Mox》に刻印すると2色出せるのも良いですね。

・《四肢切断/Dismember》
基本的には1マナ+ペイライフの除去として考える。この系統の中でマナに余裕がある時の調節幅が広いのが利点。この枠はいつも悩んでいるのですが、一番無難だと思われるコイツになっています。同系統のライバルは以下。
★《殺し/Snuff Out》
利点:完全な0マナピッチ。
欠点:沼が無いとピッチで撃てない。黒には効かない。《ガドック・ティーグ/Gaddock Teeg》に引っかかる。
★《殺戮の契約/Slaughter Pact》
利点:0マナピッチ。ボブで捲れても痛くない。
欠点:次のターンの3マナが重い。黒には効かない。
★《血の復讐/Vendetta》
利点:除去対象次第ではデメリット無し。
欠点:1マナかかる。黒には効かない。

《殺し/Snuff Out》は《汚れた契約/Tainted Pact》の都合でハイランダーにしているが故ピッチ出来ない場合がそれなりにあるのが気になる。《殺戮の契約/Slaughter Pact》は追加ターン型のこのデッキでは撃った返しの重さがネック。《血の復讐/Vendetta》は強いけど1マナかかるなら《急速混成/Rapid Hybridization》で良くね?ということで今は《四肢切断/Dismember》になっています。黒も倒せるのは偉いです。ディミチャが効かない《概念泥棒/Notion Thief》には刺したいので。ただ、タイタンや《聖別されたスフィンクス/Consecrated Sphinx》を除去出来なくてぐぬぬする場面もあるのでこの枠は永遠の悩みどころ。

・《壊滅的大潮/Devastation Tide》
唯一の重いマスデスカード。殴りに行きたいけど置物やブロッカーが多数出ていて邪魔……という局面で活躍します。正直要らない気もするんですが、序盤はコンボ以外ではアドを取りつつじっくり動く殺シグの場合、中盤に欲しい場面があったりします。以前は《苦痛の命令/Decree of Pain》や《毒の濁流/Toxic Deluge》だったのですが、エルフ流すより置物弾きたい場面の方が多かったのでこっちに。環境が高速ならここは《猿術/Pongify》や《残響する真実/Echoing Truth》などの軽いバウンスにするべきですかね。


以上解説でした。
シグの場合は、出来れば受けの広い除去を中心に取りたいです。置物にもクリーチャーにも対処したい場面が多いので。青ならカウンターという受けの広いカードも取れるのですが、採用しているカウンターが《払拭/Dispel》《白鳥の歌/Swan Song》《誤った指図/Misdirection》等々の狭いけど軽いカードばかりなので除去の方で丸くしています。序盤はタップアウト気味に動いて、軽量カウンターでシグを守りつつ後出しの除去で対処していきましょう。除去が後手に回っても、シグがアドを稼いでくれているのでそこまで出遅れないはずです。

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