THE 便乗

統率者2013から気が付いたら一か月経ってました。
新レジェンドは既に活躍を見せているものや研究され始めているものも多く、新しい風がEDH環境に吹きこんでいると思います。統率者候補(それも強い)が増えたことは純粋に嬉しいですし、統率者2013が優秀なセットであると評価できます。


では、統率者2013の非レジェンド新規カードたちは?
ということで自分なりに見直してみようという話題です。ほとんどが影が薄くてカードリストと睨めっこしながら書かざるを得ない

全部書いてると長くなりそうなので簡単ピックアップ形式ですが……

・《真の名の宿敵/True-Name Nemesis》
おそらく非EDHプレイヤーにとっては統率者2013=コレ。
主にレガシー環境と、レガシー民の財布に殴り込みをかけている。マーフォークじゃなくてサラカーとかマイナーな種族でも良かったのでは?(Delverとかには関係ないですが)
EDHではほぼバニラなので空気です。

・《予期せぬ不在/Unexpectedly Absent》
白の強力な追い返し呪文。
私の周りでは結構見かけます。白のダブルシンボルというのがやや扱いづらいですが、《剣を鍬に/Swords to Plowshares》《流刑への道/Path to Exile》で1マナ除去がバッチリな白にとって、万能パーマネント除去、しかもジェネラル特効というのはかなり優秀だと思います。
あんまりDN上のリストで見かけないのは、やはり色マナ拘束と微妙な重さ(2マナだけど)が大きいかと。除去枠を空けづらいというのも一因かな。

・《毒の濁流/Toxic Deluge》
軽くて優秀な全体除去。修正値を調整出来る点も優秀。
ライフ初期値40のEDHならば、《蔓延/Infest》と《滅び/Damnation》のいいとこどりみたいなカードです。ジェリーヴァやズアーみたいなタフネス偏重ジェネラルならマナクリ落としつつ自身は生存みたいなことも可能。さり気にシングルシンボルなのも嬉しい。これも自分含め周りで使われているカードです。
歴代全体除去の中でも優秀な部類だと思いますが、やはりこの手のカードは周囲の環境に依存するので、採用するか否かは周りのビート比率を見つつになりますね。

・《進歩の災い/Bane of Progress》
《自然の秩序/Natural Order》から出したい枠。
1マナ軽いとはいえ、似た仕事をこなせるライバルの《森林の始源体/Sylvan Primordial》が強すぎるのがネック。茶系に刺されば完全に黙らせられますが、自分にリソースが来る始原体が優先されがちでしょうね。
とはいえ、ポテンシャルは素晴らしいので、今後も採用を検討されていくカードだと思います。


多分上記が良く見る、知られているカードではないでしょうか(※約一名EDH以外へ出奔中)
他にもちらほら見るカードはあります。
・《権威の行動/Act of Authority》
・《悪意の力/Baleful Force》
・《ダークスティールの突然変異/Darksteel Mutation》
辺りは採用しているデッキを見かけます。


残念なのは以下の新規ギミックやカテゴリがあんまり奮っていないこと。

・新規呪いサイクル
他の人の攻撃を誘導する効果がどの程度期待できるかは未知数ですが、そこを考慮しないと3マナにしては効果が小さめなのが難点かと。黒赤緑呪いは悪くない効果なので、試してみたいとは思っています。

・誘惑サイクル
残念能力「同調」に次ぐ新たな協力してくれ能力「誘引」を持つサイクル。
その活躍のほどは……今のところ使われた時の一番良い対応が「スルー」で共通しているという残念っぷり。うーん。

・「右」「左」サイクル
サイクルと言っても《神秘の障壁/Mystic Barrier》と《継承順位/Order of Succession》だけですが。どっちも重いわりに効果が弱いです。《神秘の障壁/Mystic Barrier》は攻撃防ぐなら《亡霊の牢獄/Ghostly Prison》とか《Moat》辺りの方が信頼できますし、《継承順位/Order of Succession》は《支配魔法/Control Magic》系の方が使いやすいです。


ダラダラとまとまりのない文章になってしまいました。
まとめますと、新規カードが多めなわりには使われているカードが少ないのはやや残念かなーと。ただ、これは明らかに新規カードが「パーティーゲーム向け」としてデザインされている点が大きいでしょう。《継承順位/Order of Succession》《幻術師の計略/Illusionist’s Gambit》《魔女狩り/Witch Hunt》《破滅の目/Eye of Doom》etc……パーティゲームとして使うなら面白いカードはたくさんあります。競技志向の強い環境では力不足でも、身内でわいわい遊ぶときにはおススメ出来るかと思われます。

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