EDHでは基本的に軽いカードが最優先されます。
クリーチャー除去なら1マナの《猿術/Pongify》だったりピッチの《殺し/Snuff Out》だったり。
置物除去でもまずは1マナの《自然の要求/Nature’s Claim》から検討されます。

でも除去に割ける枠は限られています。
どのくらい枠を取るかは人によりますが、多くても20枚いくかどうか、対クリーチャー対置物対墓地と絞れば個々の枚数は5,6枚という場合も多いと思われます。

しかし実際にプレイしていると、「撃ちたいときに撃ちたい除去が無い」場面が結構あります。ヤバい置物を置かれたのにクリーチャー除去しかない、リアニメイトコンボ始まりそうなのに墓地対策がないetc……。ハイランダーで枠も限られる以上、この問題は必ず付きまとってきます。

こうした状況を減らすことを考えたときに、「ちょっと重いけど受けの広いカード」はどうでしょう、というのが今日のお話です。
軽くて特化したカードが優位に見られていますが、ある程度受けの広いカードに枠を割いても(割いた方が)上手く立ち回れるんじゃないかと思うのです。
例えば《ジャンドの魔除け/Jund Charm》は3色3マナと重いですが、「墓地対策」「全体除去」「コンバットトリック」の3つを兼ね備えています。良い見方をすれば、クリーチャーを横に並べるデッキと墓地利用コンボデッキにこれ1枚で対応できるわけです。もちろん先述のように色的にもマナ的にも重いですが、手札に対応できるカードが無いよりはマシな状況にあるわけです。
他にも《ラクドスの魔除け/Rakdos Charm》は「墓地対策」「茶除去」、《ディミーアの魔除け/Dimir Charm》は「小粒除去」「大振りスペルカウンター」などが挙げられます。モード選択できるカードは受けの広さを持っていると言えますね。

ちなみに、一時しのぎの代わりに軽くて万能、事後処理出来ない代わりに軽くて万能、という見方でバウンスやカウンターも受けの広いカードと言えます。青が対応能力でも優秀なのはこの辺りもあると思います。


最近青くないデッキ(先日の日記のように白混ぜたデッキとか、プローシュとか)を構想しているので、そういったデッキで強色と言われる青に追いつくためにどうすればいいかと考えたときに、軽い除去や派手な除去だけじゃなくて受けの広いカードもあった方が良さそうだと考えたのでこんな話題に。青は確かに強い色ですが、青に非ずんば~みたいなことは決してないと思っているので、非青でも強いデッキを組めるように頑張っていきたいです。

コメント

ジオン軍
2013年10月29日1:52

白金の天使とか超受け広いよ
なんでも防げるw


魔除けサイクルは色にもよるけど勝ち手段へのアクセスと対処するモードがセットで入ってるから《等時の王笏》使いたいね

地割れ
2013年10月30日0:06

>>ジオン軍さん

先生、脆すぎるんですがそれはw
確かに書いてある事は強いんですけどね~
むかつき→不快な夢に巻き込まれたり、ウーズマシンガンで撃ち落とされたりと、最速で出しても高速コンボ対策にならないのが一番痛いです。呪禁と破壊不能をデフォルトで持たせてリメイクしよう(提案)

>《等時の王笏/Isochron Scepter》
私は大好きですし、書いてあることもかなり強いのにEDHであんまり使われないカードの1枚ですよね。
初回4マナかかること、アーティファクトなので壊されやすい→大幅なアド損の危険がある、というのが採用しづらい理由だと思いますが、アド稼ぎにくいカラーならリスクを踏まえても使うのはありですね。おっしゃる通り魔除けや分割カードみたいなモード選べるカード刻印すると便利ですし。

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