そろそろイニストラードブロックの強力カード達にお別れしつつ、テーロスを迎え入れる時期になってまいりました。

現在の主要アーキタイプは大半がイニストのカードに依存しているので、大きく環境が変化しますねー。それ以上に、M10ランドが全滅することによるマナ基盤へのダメージがデカいですが。

・アリストクラッツ
貴種2人のうち《ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat》が居なくなる。優秀な人間も居なくなる。そもそも3色カラーがキツイ。

・ドランクラッツ
《縞痕のヴァロルズ/Varolz, the Scar-Striped》、《復活の声/Voice of Resurgence》以外の強いパーツ死亡でデッキとして成立してない。緑白か緑黒の別デッキに派生しそう。

・ドランリアニ
《堀葬の儀式/Unburial Rites》が屈葬されたので(-人-)

・トリコフラッシュ(及び青白フラッシュ)
《ボーラスの占い師/Augur of Bolas》、《瞬唱の魔道士/Snapcaster Mage》、《修復の天使/Restoration Angel》、《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》とクリーチャー群が壊滅。《スフィンクスの啓示/Sphinx’s Revelation》を始めとする優秀スペルは生き残るので青白コンは生き残りそう。トリコ3色はマナ基盤的に相当厳しい。

・バントオーラ
《不可視の忍び寄り/Invisible Stalker》も《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》も居なくなるので。地味に仕事していた《幽体の飛行/Spectral Flight》や《怨恨/Rancor》も落ちます。《ひるまぬ勇気/Unflinching Courage》や《天上の鎧/Ethereal Armor》が強いことと、テーロスがエンチャント押しなので形を変えて姿を現しそう。“英雄的”という相性のいいメカニズムがあるので、呪禁持ちに付けるという安定性を捨てて更にぶん回りを重視したヒロイックオーラとかどうでしょ?

・グルールアグロ
おそらく最も変化が少ないデッキでしょう。
《雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite》、《絡み根の霊/Strangleroot Geist》、《火打ち蹄の猪/Flinthoof Boar》、《地獄乗り/Hellrider》、《忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned》辺りが失ったパーツですが、元々クリーチャーの選択肢は多すぎるぐらいあったデッキなので適応出来ると思われます。デッキのキーである強いグルールパーツ(《ドムリ・ラーデ/Domri Rade》、《ゴーア族の暴行者/Ghor-Clan Rampager》、《炎樹族の使者/Burning-Tree Emissary》など)はですし。《嵐の息吹のドラゴン》、各種ハイドラ、PWのゼナゴスと得たものが大きいのも追い風です。

・ナヤブリッツ(ナヤアグロ)
3色のビートはキツすぎます。セレズニア+グルールと考えればパーツが生き残ってて強そうですが、それを陰で支えていたM10ランドと《アヴァシンの巡礼者/Avacyn’s Pilgrim》は居ません。3色は3色でも「2色とタッチ1色」にしないと《ボロスの反攻者/Boros Reckoner》が出せなかったり、《漁る軟泥/Scavenging Ooze》の起動コストに苦しめられたりしそうです。


後半の話題。
上でも散々書いてるんですが、M10ランドの穴は大きいと思います。占術土地はコントロールならいいですが、ビートだとテンポ遅れてコントロールを削りきれなさそう。
土地もそうなのですが、調べていて驚いたのは次環境のマナ加速カードの貧弱さです。

・《地勢/Lay of the Land》
・《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
・《門を這う蔦/Gatecreeper Vine》
・《森の女人像》
・《新緑の安息所/Verdant Haven》
・魔鍵サイクル
・導き石サイクル
・《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》

詳細に調べたわけではないですが多分これぐらい。
まさかのランパン系ゼロ。マナを伸ばすにしても色マナ調達するにしても苦労しそうです。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索